【序章】『かたつむり林大介ができあがる軌跡』
——幼い頃は、どういう子供だったんですか?人気者でしたか?
どんな子供…。どうだろう。人気者かどうかっていうのはまわりが決めることなんで。
自分自身ではわかんないですけど。
でも、僕、ずっとそうなんですけど、基本的に人を嫌いになるのが嫌なんですよ。
それでどうすればいいのかなって考えたら、人が笑っているときってそういう概念が
いちばんない瞬間なんじゃないかなと。
だから、そういう空間を作りたいなっていうのは意識してましたよね。
(と言って池を眺めるが、こらえきれずに笑いだす)
——そのカッコイイ感じで最後までお願いします。では、その気持ちはいつ頃から持っていたんですか?
小学校から中学校に上がるくらいだと思いますよ。
小学校の時はほんとに何も考えてなかったですから。ただのやんちゃ坊主でしたね。
土日はずっと野球やってて、ずっと遊んでいるような子。
——その頃に夢中になっていたものは?
小学校、中学校とずっと野球をやっていたので、それは夢中になってましたね。
あとはスケボーを高校くらいからやってて、それも結構はまってました。
でも、基本的には雑誌も見ないし、あんまり(他の人に)影響されたくないっていうのが
根本にあるんですよね。
ただ、もちろん絶対どっかからは影響受けていると思うんですけどね。
見ちゃうと、そっちに引っ張られる。それが嫌なんです。
お笑いに関してもそれは同じ。他の人のネタとかはあんまり見ない。
それが良いかどうかっていうのは別としてですけどね。
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